自己開示は、相談者との距離を近づける可能性がある反面、相談者の気持ちを置き去りにしてしまう危険があります。
助言は、相談者の自立を促す可能性がある反面、相談者を傷つけたり追い込んだりしてしまう危険があります。
ここでは相談員が相談者にたいして自己開示・助言する際の注意点をお伝えします。
「同感」と「共感」の違い
まずは、参考情報として「同感」と「共感」の違いを書かせていただきます。
- 同感
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相談者の相談内容について、相談者とメンバーの気持ちが一緒の場合に「あーわかるわかる、そうだよね」と言える状況。
その背景としては、似たような体験や経験をしている場合が多いです。
だから同じ気持ちになれる。ちなみに、そういうときの言葉がけはだいたい主語がメンバーになっています。
- 共感
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相談者の相談内容について、メンバーと相談者の気持ちが一緒ではなくても「あなたは、そう思うんですね」と言える状況。
仮にメンバーが未体験なことでも、相談者の立場に立って相談者の気持ちを推測することで言葉がけができます。
ちなみに、そういうときの言葉がけは、相談者が主語になります。
ココトモの相談対応はカウンセリングではないので、相談者に近づくためには、共感でも同感でもかまいません。
しかし、注意していただきたいことがございます。
それは、同感の場合メンバー自身も似たような体験をしているケースが多いのでメンバーの尺度で考えて対応してしまう可能性があるということです。
「わかるわかる、私の場合はこうだった、だから、あなたもそうでしょ/そんなはず」
と、助言提案意見がされてしまったり、
「(私は)わかるわかる、私の場合はね・・・」
と、気づいたらメンバーの話に変わってしまう可能性もあります。
ちなみにそのときの主語はメンバーになっています。
相談者の相談内容とメンバーの体験は、似ているように感じても全く同じではありません。
そのため、相談者に近づくためには共感でも同感でもかまいませんが、そこからメンバーの話を相談者に押し付けたり、そこからすぐに助言・提案・意見をすることは控えていただければと思います。
あなたの話と相談者の気持ちの温度差に気をつけよう
相談者に近づくために、ご自身の体験+そのときの気持ちをお話して寄り添おうとすることはココトモ的に良いことです。
ただ、気をつけてほしいのは「相談者の体験や気持ち」と「あなたの体験や気持ち」には温度差があるかもしれないということです。
相談者が書いている「つらい…」にたいして、あなたの自己開示するつらい話が軽すぎるあるいは重すぎる場合があるかもしれません。
相談者があなたの回答を見て、軽すぎると思えば「そんな簡単なもんじゃないのに」と感じるかもしれないし、逆に重すぎると思えば「そこまでひどくない」と感じるかもしれません。
そのため自己開示をする際には同時に「あくまで私の話です。」「もし相談者さんの場合と違っていたらごめんなさい。」「相談者さんのお話をもっと教えてください。」というような言葉がけもおこないましょう。
そのような言葉がけがあるだけで、相談者も受け入れやすくなったり自己開示しやすくなったりします。
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