二次的外傷性ストレス(STS)とは?
共感疲労・症状・原因・回復までを支援者向けに解説
支援者・援助職がクライアントのトラウマ体験に間接的に触れることで生じるPTSD類似の症状を「二次的外傷性ストレス(STS)」と呼びます。共感疲労とも呼ばれ、援助職に起こりうる職業的リスクです。バーンアウトとの違い、4つの症状クラスター、神経生物学的メカニズム、セルフケア、組織的対応、回復プロセスまで、必要な情報をすべてまとめました。
二次的外傷性ストレス(STS)とは
支援者・援助職・対人援助専門家が、クライアントのトラウマ体験に間接的に触れることで生じるPTSD類似の症状を「二次的外傷性ストレス(Secondary Traumatic Stress: STS)」と呼びます。
二次的外傷性ストレス(STS)の定義
二次的外傷性ストレス(Secondary Traumatic Stress: STS)は、トラウマを経験した人(クライアント・被害者・患者)を支援する専門家が、その人のトラウマ体験を詳細に聞いたり、目撃したり、対応したりすることによって自分自身に生じるPTSD様の症状群を指します。
「共感疲労(Compassion Fatigue)」とも呼ばれ、救急医・精神科医・臨床心理士・ソーシャルワーカー・被害者支援員・警察官・消防士など、トラウマと日常的に向き合う専門家に多く見られます。直接的なトラウマ体験ではなく、「他者のトラウマを聴く・目撃する・対応する」という間接的な経路で生じる点が特徴です。
燃え尽き症候群(バーンアウト)との違い
二次的外傷性ストレスはしばしば「燃え尽き症候群(バーンアウト)」と混同されますが、異なるメカニズムを持ちます。
主症状:情緒的消耗感、脱人格化、無力感
回復:休息・仕事量の調整
主症状:フラッシュバック・悪夢・回避・過覚醒
回復:トラウマ治療(EMDR等)が有効
二次的外傷性ストレスの有病率——珍しくない問題
援助職におけるSTSの発生率は決して低くなく、複数の研究で職業的リスクとして報告されています。
代理受傷(Vicarious Traumatization)とSTSの関係
二次的外傷性ストレスと混同されることが多い概念に「代理受傷(Vicarious Traumatization: VT)」があります。両者はいずれも他者のトラウマへの間接的曝露から生じますが、焦点が異なります。
二次的外傷性ストレスの神経生物学的メカニズム
なぜ「他者の話を聴く」だけで自分がPTSD様の症状を呈するのか。その背景には、共感と神経科学的なメカニズムが関与しています。
4つの症状クラスター——PTSDと類似した構造
二次的外傷性ストレスはPTSD(心的外傷後ストレス障害)とほぼ同様の症状クラスターを示します。ただし、STSの場合は「直接的に体験した出来事」ではなく「クライアントのトラウマ体験の内容」が症状の元になっている点が異なります。
- フラッシュバック特定の事例・クライアントへの回避過度な警戒心世界観・人間観の変化クライアントから聞いたトラウマ的な話の内容・場面が、不意に鮮明なイメージとして脳裏に浮かび上がる。特定のトラウマ事例やクライアントについて考えること・話すことを避けるようになる。職場や日常生活で、危険に対して過剰に警戒するようになる。「世界は安全ではない」「人間は残酷だ」という根本的な信念が変化し、以前の世界観に戻れなくなる。
- 悪夢感情的麻痺易怒性・イライラ罪悪感・自責クライアントのトラウマ体験に関連した悪夢を見る。夢の中で被害者や救助者として登場する。他者の痛みに対して感情が鈍くなり、共感できなくなる(「もう感じたくない」という防衛機制)。些細なことで怒りや苛立ちが生じやすくなる。「もっとうまく支援できたはずだ」「クライアントを救えなかった」という罪悪感に苦しむ。
- 侵入的思考仕事そのものへの回避集中困難無力感・絶望感仕事から離れているはずの時間(食事中、就寝前など)に、クライアントの話した内容が頭の中に繰り返し浮かぶ。トラウマ支援の仕事自体を避けるようになる。出勤が苦になり、特定の業務を先延ばしする。クライアントの話のことが気になって、他の作業に集中できない。どれだけ支援しても変わらない・変えられないという絶望感。
- 感情的反応の再体験プライベートの回避睡眠障害アイデンティティの混乱クライアントのトラウマ話を思い出すだけで、聴取時に感じた強烈な感情が再び押し寄せる。暗いニュース・映像・犯罪関連の情報を見ることを避けるようになる。寝つきが悪い、夜中に目が覚める、悪夢で目が覚めるなどの睡眠問題が生じる。「こんな仕事を続けていいのか」「自分は本当に支援者に向いているのか」という根本的な自問。
二次的外傷性ストレスのセルフチェックリスト
以下のチェックリストは診断ツールではありませんが、現在の状態を振り返るきっかけとして活用してください。過去2週間の自分を振り返ってチェックしてください。
- ✓特定のクライアントの話が頭から離れず、仕事以外の時間にも繰り返し浮かんでくる
- ✓クライアントのトラウマ体験に関連した悪夢を見るようになった
- ✓以前は感じていたクライアントへの共感が薄れ、感情的に距離を置くようになった
- ✓トラウマ関連のニュースや映像を見ることを避けるようになった
- ✓仕事後に気分の切り替えができず、家でも職場のことを考え続けている
- ✓些細なことで怒りを感じたり、家族や友人にイライラしやすくなった
- ✓「世界は危険な場所だ」「人間は残酷だ」という見方が強くなった
- ✓「もっとうまく支援できたはずだ」という罪悪感に苦しんでいる
- ✓仕事への意欲・使命感が低下し、支援業務を続けることに疑問を感じている
- ✓睡眠・食欲・身体的健康に問題が生じている
STSを生む4つのリスク要因
どれか一つではなく複数が絡み合うことで、STSのリスクが顕在化します。
二次的外傷性ストレスのリスクが特に高い職種には以下が含まれます。直接的なトラウマ支援業務(被害者支援・性暴力支援・虐待対応等)に従事する専門家は特にリスクが高く、定期的なスーパービジョンとセルフケアが不可欠です。
以下の個人要因が二次的外傷性ストレスのリスクを高めます。一方で、これらのリスクがあっても適切なセルフケアと組織的サポートで保護できます。重要なのは自分のリスクを知り、意識的に保護要因を強化することです。
個人の努力だけでなく、組織の文化・制度がSTS予防に大きく影響します。「弱音を吐くな」「他のスタッフも頑張っている」という文化は、STSを悪化させます。組織レベルでの取り組みが不可欠です。
全てのトラウマ支援業務が同等のリスクをもたらすわけではありません。以下の特徴を持つ曝露はリスクが高くなります。特に子どもへの性暴力・虐待、テロ・大規模災害の対応経験者は高リスクです。
- 臨床心理士・精神保健福祉士・公認心理師
- 医師・看護師(救急・ICU・精神科など)
- ソーシャルワーカー・ケースワーカー
- 被害者支援員・性暴力被害者支援の専門家
- 警察官・消防士・救急隊員
- 法廷関係者(裁判官・弁護士・検察官)
- 虐待対応専門員・児童相談所職員
- 自身の未処理トラウマ(個人史)がある
- 共感力が高く感情移入しやすい気質
- 仕事とプライベートの境界が曖昧
- 「もっとやれるはず」という自己批判的傾向
- 十分な個人スーパービジョンを受けていない
- 定期的なリフレッシュ・休暇が取れていない
- 孤立した職場環境・相談できる同僚がいない
- 過重な業務量・慢性的な人手不足
- 二次的トラウマへの組織的な認識・対応の欠如
- スーパービジョン・ピアサポートの不整備
- 「感情的になってはいけない」という職場文化
- クライアントの結果に対する過大な責任感の強要
- 休暇・自己ケアへの否定的な職場風土
- 子どもや家族に関わるトラウマへの曝露
- 性的暴力・虐待に関わる詳細な内容の聴取
- 重篤な暴力・大量死・テロへの対応
- 長期間にわたる多数のトラウマ事例への累積曝露
- 結果が悲惨だった事例(被害者が死亡した等)への関与
5カテゴリの高リスク職種
医療・心理福祉・司法公安・教育支援・メディアの5領域で、特にリスクの高い職種を整理します。
- 🏥 医療職(リスク:高)救急医・外傷専門医/ICU・救急看護師/精神科医・精神科看護師/緩和ケア医・ホスピス看護師/産婦人科医(死産・新生児死亡対応)
- 🧠 心理・福祉職(リスク:高)臨床心理士・公認心理師(トラウマ専門)/精神保健福祉士/被害者支援員/DV・性暴力被害者支援の専門家/児童相談所職員・虐待対応専門員
- ⚖️ 司法・公安職(リスク:高)警察官(性犯罪・虐待担当)/検察官(重大事件担当)/刑務所・少年院職員/裁判所職員(重大事件担当)/消防士・救急隊員
- 📚 教育・支援職(リスク:中〜高)スクールカウンセラー/特別支援教育の教師/里親・ファミリーホーム支援者/難民支援員/災害ボランティアコーディネーター
- 📸 メディア・調査職(リスク:中〜高)戦場・災害現場の報道記者・フォトジャーナリスト/事件・事故の報道番組制作者/SNS・コンテンツモデレーター(過激コンテンツ審査)/警察・検察の映像・証拠審査担当者
STSへの対処の3層モデル
個人・職場・専門治療の3層を組み合わせて、回復と予防を支えます。
→ 定期的な自己点検(セルフモニタリング)/スーパービジョンの積極的活用/ワーク・ライフ境界の意識的な管理/身体的健康の維持(睡眠・運動・食事)
→ ピアサポートプログラムの活用/重大事例後のチームデブリーフィング/スーパーバイザーへの早期相談/職場内のオープンなコミュニケーション文化
→ EMDR(眼球運動による脱感作と再処理)/TF-CBT(トラウマ焦点型認知行動療法)/精神科・心療内科でのSSRI等薬物療法/EAP(従業員支援プログラム)の利用
日常で実践できる、8つのセルフケア戦略
どれか1つに絞らず、複数を組み合わせて日常に組み込むのが効果的です。
管理者・組織がSTSを防ぐために取るべき7つの行動
STSは「個人の問題」ではなく「組織の問題」でもあります。
- 1. STS教育・研修の実施全スタッフが二次的トラウマについて基礎的な理解を持つための定期研修。「知識がある」ことが早期発見・早期対応につながります。
- 2. スーパービジョン体制の整備個人スーパービジョン・グループスーパービジョンを定期的に実施できる体制と時間の確保。
- 3. ピアサポートプログラムの導入STS後のピアサポート(同僚支援)の仕組みを整備し、サポーター養成研修を行う。
- 4. 業務負担の管理一人のスタッフが担当するトラウマ事例の件数・種類を管理し、過負荷を防ぐ。
- 5. EAP(従業員支援プログラム)の活用外部の心理専門家との相談ができるEAPを導入し、スタッフが気軽に利用できる環境を作る。
- 6. セルフケアを「業務の一部」として認める文化「休むことは弱さ」という文化ではなく、「セルフケアは職業的責任」という文化を組織として明示的に採用する。
- 7. トラウマ事例後のデブリーフィングの実施重大なトラウマ事例対応後に、構造化されたデブリーフィングセッションを提供する。
回復とコンパッション満足——成長のプロセス
二次的外傷性ストレスからの回復は、単に症状がなくなることだけを意味しません。支援者としての深い成長と、コンパッション満足という肯定的な側面を育てるプロセスでもあります。
支援の仕事がもたらすポジティブな側面
二次的外傷性ストレスの議論ではネガティブな側面に焦点が当たりがちですが、支援の仕事には「コンパッション満足(Compassion Satisfaction)」という対極の面も存在します。
二次的外傷性ストレスからの回復プロセス
STSからの回復は一直線ではなく、段階的なプロセスです。自分がどの段階にいるかを理解することで、次のステップが見えてきます。
組織文化としてのトラウマインフォームドケア
STSの予防・対応に最も効果的な組織的アプローチのひとつが「トラウマインフォームドケア(Trauma-Informed Care: TIC)」です。
- トラウマインフォームドケア(TIC)とは組織・システム・個人がトラウマの広範な影響を理解し、回復に向けたパスを認識し、トラウマに関する知識を方針・手続き・実践に組み込むアプローチ。支援を受ける側(クライアント)だけでなく、支援を行う側(スタッフ)のトラウマにも目を向けることを含みます。
- TICの6原則(SAMHSA)米国薬物依存・精神保健行政局(SAMHSA)が定義する6原則:①安全性(Safety)、②信頼性と透明性(Trustworthiness & Transparency)、③ピアサポート(Peer Support)、④協力と相互性(Collaboration & Mutuality)、⑤エンパワーメントと選択(Empowerment, Voice & Choice)、⑥文化・歴史・ジェンダーへの配慮(Cultural, Historical & Gender Issues)。これらはスタッフ支援にもそのまま適用できます。
- TIC組織がSTSを防ぐ理由TICを組織文化に組み込んだ職場では、スタッフが「トラウマの影響を受けることは正常」と理解した上で働けます。スタッフのSTS症状に気づいた際の標準的な対応手順が整備されており、「助けを求めること」がキャリアに不利にならない文化があります。これがSTSの早期発見・早期対応につながります。
- 日本の医療・福祉機関での普及日本では、児童相談所・性暴力被害者支援センター(SACSS)・精神科病院などでTICの導入が徐々に進んでいます。厚生労働省も虐待対応・DV対応分野でトラウマインフォームドな組織文化の醸成を推進。自組織にTICが導入されているかを確認し、推進する活動に参加することが支援者自身のSTSリスク低減にもつながります。
支援者からのよくある8つの質問
- Q. 二次的外傷性ストレスとPTSDは同じですか?A. 症状のパターンはほぼ同じですが、発症の経路が異なります。PTSDは自分自身が直接的なトラウマ(事故・暴力・災害など)にさらされて発症するのに対し、STSは他者のトラウマ体験を詳細に聴く・目撃する・対応することで発症します。DSM-5では「トラウマ的な素材への繰り返しの職業的曝露」がPTSDの診断基準Aに含まれており、STSはPTSDの一形態として診断することが可能です。症状への対処法もPTSD治療(EMDR・TF-CBT等)が有効である点で共通しています。
- Q. どれくらいの期間症状が続いたら受診すべきですか?A. 一般的には、侵入症状(フラッシュバック・悪夢)・回避症状・過覚醒症状のいずれかが2週間以上持続している場合は、精神科・心療内科への受診を検討してください。ただし、症状の重さ・日常生活・仕事への支障の程度によっては、より早い段階での受診が望ましいこともあります。「受診するほどではない」という自己判断が重症化・慢性化を招くことが多いため、迷ったら早めに相談を。精神保健福祉センターに相談することも有効な第一歩です。
- Q. スーパーバイザーに話すことが怖いです。キャリアに影響しますか?A. この不安は非常に一般的なもので、多くの支援者が感じています。しかし、現在の精神保健・福祉・医療の倫理基準では、支援者自身のメンタルヘルス管理はプロフェッショナルとしての責任の一部と捉えられています。STSを経験していることを開示すること自体は、プロとして「自己管理ができている証拠」です。組織の文化によって安全性は異なりますが、まずは信頼できるスーパーバイザーや同僚への小さな開示から始めること、あるいは職場外のEAPや民間カウンセリングを利用することも選択肢です。
- Q. 家族や友人に症状を理解してもらえません。どうすればいいですか?A. 「なぜそんなに仕事のことを引きずるのか」「プロなんだから割り切れるはずだ」という周囲の言葉は、STSを経験している支援者にとって孤立感を深めます。家族・友人に説明する際には、「二次的外傷性ストレスは、救急隊員や医師にも起こる職業的なリスクで、脳のレベルでの反応」という説明が伝わりやすいことがあります。また、同業者のピアサポートグループや、STSを理解している専門家(カウンセラー・精神科医)との面談が、孤立感を和らげる有効な手段です。
- Q. EMDR治療はどこで受けられますか?費用はかかりますか?A. EMDR治療は、日本EMDR学会の認定を受けた臨床家(精神科医・臨床心理士・公認心理師など)が提供しています。精神科・心療内科クリニック、または独立開業の心理士事務所で受けることができます。費用は機関によって異なりますが、精神科・心療内科での保険診療の場合は保険適用の範囲内で受けられる場合があります。自立支援医療制度(精神通院医療)を利用することで、通院医療費の自己負担が原則1割に軽減される場合があります。日本EMDR学会のウェブサイトでEMDR治療者リストを確認できます。
- Q. 精神保健福祉センターはどのような相談ができますか?A. 各都道府県・政令指定都市に設置された公的な専門機関で、メンタルヘルスに関するあらゆる相談を無料で受け付けています。二次的外傷性ストレスを含む職業的なメンタルヘルスの問題、精神科・心療内科への紹介、支援制度(自立支援医療制度等)の案内なども行っています。電話相談・来所相談の両方に対応しており、「自分がSTSかどうかわからない」という段階での相談にも対応しています。お住まいの都道府県の精神保健福祉センターの連絡先は、「都道府県名+精神保健福祉センター」で検索してください。
- Q. 支援の仕事を続けながら回復できますか?A. 多くの場合、適切なサポートと治療を受けながら支援の仕事を継続することは可能です。ただし、症状の重さ・仕事の内容・職場のサポート状況によって判断は異なります。一時的な業務内容の調整(トラウマ事例の件数を減らす・高リスク業務から一時的に外れる)を職場に相談することも、回復を支える重要な選択肢です。「休むこと」や「業務調整」は「逃げ」ではなく「長期的に支援を続けるための投資」です。主治医・スーパーバイザーと相談しながら判断しましょう。
- Q. 子どもを支援する仕事でのSTSリスクは特に高いですか?A. はい。子どもへの虐待・性的暴力・家庭崩壊に関わる支援は、STSリスクが特に高い分野です。子どもの脆弱性・無力さへの共感が強烈な感情反応を引き起こしやすく、「なぜ大人が子どもを傷つけるのか」という世界観の根本的な揺らぎが生じやすいためです。児童相談所・学校・小児科・子ども支援NPOなどで働く専門家は、定期的なスーパービジョンの確保と組織的なSTS対応体制の整備が特に重要です。
一人で抱え込まないで。
相談してみませんか。
つらい気持ちを抱えていませんか。どうかあなたの大切な悩みをココトモに聞かせていただきたいです。
このページの情報は、医師による診断や治療に代わるものではありません。症状が気になる場合は、心療内科・精神科への受診をご検討ください。自立支援医療制度(精神通院医療)を利用すると、通院医療費の自己負担が原則1割に軽減されます。詳細はお住まいの市区町村窓口または精神保健福祉センターにお問い合わせください。
