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ただ話を聞いてほしい
私のために私の知らない人がたくさん死にました
visibility186 edit2024.03.07
彼らは絶望の末に死んだのです。信じていたことを否定され仕事も友もなくし、住み慣れた街にいられなくなり、慣れない土地でひっそりと死んだのです。近所や仕事先での人間関係、仕事のスキルやノウハウ、青春時代や子育ての思い出、積み上げた多くのものが崩れていていくことに耐えられず死んだのです。おそらく後悔も反省もなかったと思います。死の間際まで自らの正当性を信じていたのかどうかそのことを聞いてみたい気もしますが、当人は死んでますのでできるはずもありません。
私と彼らの関係は被害者と加害者、もしくはその家族です。彼らはないものをあると言い張り、心の高揚するままに正義の日々を送っていました。風向きが変わったのは去年のはじめ頃です。事が明らかになるにつれて彼らへの批判が強くなり、ひとりまたひとりと街を出て、引っ越した先で死んでいきました。しかし、どうにも実感がありません。彼らの死を喜ぶ気持ちも悲しく思う気持ちもありません。この騒ぎのきっかけを作った家族は一家心中したそうです。悲劇なんでしょうけど、やはり何の感慨もありません。
私が望むのは忘れられることだけです。
私の過去を知っている人のいない世界で暮らしたい。
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